角島まで原付でソロツーリングに行ってきたよ。

前回の日記からの続き。

朝は一日目と同じく、7時半に起床。
起きてみると、前日あれほど疲れていた体が随分と軽くなっていた。
だが、肩と腰のあたりに少し違和感がある。
無理もない、第一寝床がいつもと違うのだ。ここは九州じゃない、本州・山口県下関市。
そして今日は一日で250km以上を走ることになる。寝言を言う暇もない。
まずはホテルの朝食を頂くことにする。しばしゆったりした時間。
外を見ると自転車で通勤するサラリーマン、気だるそうな顔を隠そうともせずに歩く女子高生の姿があった。
昨日の今日で感覚が麻痺してしまいそうになるが、世間的にはシルバーウィークが終わり、目下の所大概の人は学業・仕事と日常へ身を投じている。
私にも来週の月曜からそういった日々が訪れる。
これは夏休み最後の自由時間なのだ。

お世話になったホテルを後にし、今日の、そしてこのツーリングの最大の目的地、角島を目指して走り出す。
国道191号線に乗って北へ進路をとる。
国道沿いはお店が充実していて、交通量も少し多めだった。
お店の数が減り左手に海が見えてきても、なお減らない。
もしかしてこれ皆角島向かってるんだとしたら、ちょっと恐怖だな、と。
もちろんそんなわけはありませんでしたが。
走れば走るほど自然豊かな景色が飛び込んでくる。
右手には山、左手には海という贅沢な風景。
たまに、何処か懐かしい雰囲気の港町を横切ったり、無人駅が現れたり、走っていてなんとも飽きない。

そして、走り始めて約1時間後…。

Tsunoshima Ohashi

数年前にネットで見たあの写真と同じ景色が、そこにはありました。
感無量。到着してしばらくは何もせず、まぶたの裏に焼き付けるかのようにその景色を眺めていました。
ほとぼりから覚めて、携帯カメラや写ルンですで写真を撮り始める。
そうしていると、2台のバイクがこちらに現れました。
スカイウェイブに乗ったおじさんと、Ninjaに乗ったお兄さん。
聞けば、島根から来たそうで。気さくに話しかけてくださいました。
こういった出会いがあると改めてここに来て良かった、バイクに乗ってて良かったと思う。
原付でも「ゆっくり景色を楽しめながら走れていいですね」と言ってくださった。
なんとなく引け目を感じてしまいがちな私にはとても嬉しい言葉だった。
写真を撮ってあげたり逆に写真を撮らせてもらったりで十数分程度ご一緒させてもらった後、お2人は先に角島の方へ渡って行かれた。

私は渡る前に、下に降りて違うスポットから更に何枚も写真を撮る。

Tsunoshima Ohashi

Tsunoshima Ohashi

Tsunoshima Ohashi

写真を見ればお分かりの通り、角島の海はとにかく、青い。

emerald blue

私はこれほど透き通ったエメラルドブルーの海を、生まれて初めて見た。
地元の有明海とはまさに雲泥の差。今まで見てきた海が泥水のように感じられる。

写真ばかり撮っていても仕方が無いので、バイクにまたがり角島大橋を渡る。
橋は長いように見えるが、周りの海に気を取られているとすぐに島の方に着いてしまう。

角島に入って、とりあえず角島灯台のある夢ヶ崎まで行ってみた。
大きな駐車場が整備され、綺麗な公園やお土産を売るお店があり、実に観光スポットといった趣きの場所だった。

Tsunoshima lighthouse park

公園は随分「ロマンチック」な所だった。
こんな場所に愛する人と二人で来れたらどんなに幸せだろうか…。

Tsunoshima lighthouse park

灯台はこのように歴史を感じさせる造りになっていた。
200円を払うと上に昇れるようになっていたので昇ってみた。
ちなみに階段が105段。エレベーターはあるはずがない。
年配の方にはなかなかキツそうだ。(笑)

Tsunoshima view

一番上まで昇ると、夢ヶ崎(灯台公園)が一望できる。
海の向こうの水平線が美しい。

Tsunoshima view

こちらは角島側の景色。
砂浜になっている付近は大浜キャンプ村というそうだ。
見ての通りエメラルド・ブルーで海の底が透き通っている。

灯台を降りて、公園のベンチでちょっと早めのお昼。
といってもコンビニのおにぎり2個だけだったが。
それでも美しい景色を見ながら食べる米はなんとも美味だった。

角島の港町の方にも行ってみたかったが、また長居しそうな気がしたので帰ることにした。
通るだけでいいから行けば良かったと今になって少し後悔。
きっと居心地の良い穏やかな田舎町なんだろうなぁ。

Tsunoshima Ohashi

角島大橋の真ん中で愛車を撮影。

本当に名残惜しかったが、これから後の帰り道を考えるとそう長く留まることは出来ないので、角島に別れを告げる。
今度はもっと大きなバイクで行きたいな。

Yutama Station

帰り道、無人駅でパシャリ。

ここからはもう、ひたすら南に向かって走ることとなる。
下関市街に入って、標識を頼りに走っていたらいつぞやの長崎のように、
高速道路へ入ろうとしていて、避けたら今度は広島に向かっていて、となかなかみもすそ公園まで辿り着くのに苦労した。

Kanmon Bridge

本州側から見上げる関門橋。
ここも穏やかな空気が流れてて良い場所だった。
バイクをトラックに積み込んでもらい、山口県下関市を後にする。15時。

Mt. Hinoyama

楽しかったぜ、下関。

福岡県北九州市のめかり公園で降ろしてもらい、本格的に帰路に着く。
はっきり言って地獄の行軍だった。
金曜日の夕方ということで、交通量は普段の倍。ピークを迎える。
雲も出てきて肌寒くなってきた。
念のためブルゾンを持っていっておいて正解だった。
宗像付近は走っていてかなりきつかった。
和白に入ってやっと精神的に幾分楽になる。
一度行ってみたかった千早駅で休憩。再開発真っ只中という感じでかなり混沌としていたが、面白そう。
やたらロードバイクが走っていたのが気になった。

千早からは再びノンストップ。
博多区から続く凶悪な渋滞は、原付の小回りさでなんとか打開。
途中から「バイクを運転している」というより「渋滞の中を泳いでいる」感覚に陥り変な状態だった。
大宰府市の付近では腰と肩が完全に死んでいたが、走らなければ帰り着けない。
シュロアモール筑紫野で小休憩した時は本気で危なかった。眠気が襲ってきそうだったからだ。
ミンティアタブレットを口に含んで無理矢理起こす。
弥生が丘に入ってやっと(自転車で)走り慣れた道に入ってからはマイペースに距離を稼いだ。
柳川のコンビニでコーヒーを買おうとしたら偶然、高校時代の元担任と遭遇。
このタイミングがおかしくてなんだか元気が出た。
最後まで安全運転第一で、しかしまだ泳いでる感覚のまま、自宅に帰還。21時半。

オドメーターを見ると、2日で400km以上走っていた。
そのうち半分以上がこの2日目で稼いだ距離だ。
ただバイクに乗っていただけなのに、帰った時はボロボロの状態だったが、
夏休みの最後に、あんなに素晴らしい景色が見れたので、文句なしだ。

7 Comments

  1. hiro より:

    何~角島着てたの??大学下関だからエスコートしたのに!角島ええとこでしょ。僕も癒されにミニベロでよく行きます。どうせなら唐戸市場でおいしいものも満喫してほしかった。
    というか、一度でいいからSEL君に会ってみたいです。

  2. SEL より:

    >hiroさん
    twitterには実況postみたいに書いてたんですけど…やっぱmixiの方にも書かないとダメっすねぇ。(苦笑)
    ミニベロで角島まで走るんですか?ヤバいですね!
    唐戸市場は以前に一度行った事ありますが、
    凄まじい行列が出来てて何も食べられなかった思い出が。(笑)

    今度また下関方面行く機会あったらちゃんと事前に書いとこうと思います!

  3. hiro より:

    twitterはやってないんだ・・・。これを気にはじめることにします。。。

    角島までミニベロで行きまっせ!!帰りは電車なんだが(なんだそりゃ)。

  4. 僕は角島大好きです☆☆

    めちゃくちゃ写真が綺麗でした(^O^)

    わかりやすい説明ありがとうございました☆☆

  5. SEL より:

    >hiroさん
    ミニベロだと輪行楽で良いですね。
    角島大橋を自転車で渡ったらさぞかし気持ちが良いだろうなぁ~。

    >マウンテンマウスまーしーさん
    ありがとうございます。
    デジカメを家に忘れるという失態を犯してしまい、
    全編携帯電話(920P)のカメラで撮影しましたが、それなりに撮れてたので良かったです。

  6. Ackey より:

    初めまして、おじゃまします。

    とても綺麗な写真ですね。「写るんです」使われてるとは思えません。
    天気も最高です。

    私は自転車に乗りませんが、単車の超初心者中年ライダーなので角島行ってみたい気になりました。

    トラックバックさせていただきます。

  7. SEL より:

    >Ackeyさん

    コメントありがとうございます。
    記事に載せてる写真は全て携帯電話で撮影しました。
    写ルンですの方は現像してもやはりそれなりの仕上がりで…。(苦笑)

    私は原付バイクで角島行きましたが、やはり中型〜大型のバイクが多かったですよ。
    景色もコースも最高に気持ち良くてオススメです!

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