神様のいたずら
先週の三連休。 真ん中の、1月8日。 度重なる出張の度に隙を伺い、ことごとく目論見は崩れ去った去年の終わり頃。 年が明け、惜しいことに放送は終わってしまったが、あの場所への想いは続いている。 おそらく、タイミング的にこれが最後かもしれない、熱は冷めやらぬうちに…。 ということで、平時の日曜日の起床時間より6時間早く目を覚まして、 朝もやの中進む快速電車から降り立った場所は、博多駅。 みどりの窓口で自由席往復券2枚を買い求め、 構内のファミリーマートで小さな弁当を買い、新大阪行きの新幹線『みずほ』に乗る。 博多を出発して1時間もすれば、広島駅に到着する。 そこで呉線に乗り換えて…昼過ぎにはあっちに着くだろう。 日が傾きかけてきた頃に戻って、呉で途中下車して何か美味しいもの食べて帰れれば幸せだ。 道中、そんな夢想に浸っていた。 浸りきっていた。 広島駅で降りてからホームを歩く間もしばし呆けていた。 …帰りの切符、所持金、クレジットカード、ありとあらゆる貴重品が詰まった財布を新幹線に忘れた、という事実に気付かされるまでは。

