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空の下屋根の中

Amazonのレビューを見てから気になってたコミックス。 まんがタイムきららコミックスなのでこれまであまり見かけなかったのです…。 本日になってようやく書店で発見しました。1冊しかありませんでした。 帯には「今日もやることがない。」 女の子がベッドに寝転んで虚ろな目でボーッと空を眺めてる様子、その傍らで黙々と漫画を読んでいるその友人らしき女の子。という構図の表紙絵。 何かを訴えかけてくる、凄い表紙です。 この表紙だけで既に星5つ上げても良いと思った。 まんがタイムきららコミックスは、ユルい日常モノという先入観が僕の中にはあって、 この作品も他聞に漏れずユルい日常モノですが、何かが違う。 けいおん!やその他と違うのは、確実に「抉ってくる」のです。 もしかしたら午後4時半という時間に、まさしく「やることがない。」という状況下でこの漫画を読んでいた私のシチュエーションにも因るところがあるのかもしれませんが。 らき☆すたの「あー、それってあるある」はヲタなネタの、多少ブラックながらもユーモアで笑いを誘うネタなのですが、 空の下屋根の中のネタは「あー、それってあるある」は現実味が濃すぎて思わず身を捩られるほどの苦笑を誘うネタ、なのです。 かといって、鬱々とした話でもなく、主人公の笹川香奈絵ちゃんがニートという奈落から出発して、 香奈絵ちゃんなりにひた向きに、まさしく一歩一歩 (履歴書を書いて一日が終了、とかハローワークの使い方を学ぶ所から始めたり、とか) 這い上がろうと動いては眠り動いては眠り、やっと入れたおもちゃ屋のアルバイトで 社会の現実を知りながらも、「働く」ことの楽しさも見出したりなんかしちゃって。 思わず「がんばれ~」って応援したくなる。 と同時に「私もがんばろう」って勇気付けられる。 そんな漫画です。 私のように生ぬるい半ニートな学生はもちろん、100%ニートな方にも、社会人として今実際働いてる方にも是非読んでもらいたい。 非常にオススメの一冊。